皆さん、こんにちは。
大阪梅田のフラワーアレンジメントスクール「花クラブ遊華」 主催の宮川です。
今日は、生花レッスンから 「素材を活かしたデザイン」 のご紹介です★
アレンジメント作品Ⅰ
[ 花材 ]胡蝶蘭、ヘリコニア、アネモネ、カラー、アジサイ、ドラセナ、モカラ、バンダ
トロピカルなイメージのアレンジメントです。
ある程度素材を纏めた 「ソフトグルーピング」 で制作して貰いました。
左サイド後方に、高低差をつけ ヘリコニアを配置。ここで 「図形的」な面白さを表現。
その下部に、紫のアネモネとバンダ。 紫とオレンジは補色関係。パキッと色のコントラストを描きます。
ヘリコニアの後ろにカラーを2本、前に1本。奥行を作ります。
そして、大きく作った空間に、 「胡蝶蘭」 を凛と置きます。
下部には、アジサイとフリル状に作ったドラセナ。
右後ろにチラッと見えているのが、オレンジのモカラ。ヘリコニアの色をリピートさせて、上から下へ繋ぎます。
このデザインは、それぞれの花材が 「必要な場所」に配置されています。
1つ1つが、美しい姿で 「あるべき場所」 にレイアウトされているのです。
そして、
「ヘリコニア」 だけを抜いてもデザインは成立し、
「胡蝶蘭」 だけ 「カラー」 だけを抜いても、アレンジメントとして見る事が可能です。
アレンジメント作品Ⅱ
[ 花材 ]胡蝶蘭、カラー、ヘリコニア、ツルバキア、アネモネ、アジサイ、コデマリ、ドラセナ
こちらも、「ソフトグルーピング」 テクニックの作品。
久し振りの生花レッスンだった為か、
もっと上手に出来る人なのに…
っていうのが感想です。(人によっては、褒める出来ですが…)
<もっと良くする為には>
:ヘリコニアは残さず使った方が良かったです。
:ヘリコニアが等間隔がNG
:ヘリコニアの立ち姿が今一
:2本あった胡蝶蘭、ちゃんと2本をしっかり見てから挿す必要有り。最初に取った1本を良く見ずにカットしてしまったのはNG。短く切り過ぎています。
:カラーも、もっと面白く使えた筈。
全体のデザインは、悪くないですが、1本1本に 「気を配って」アレンジ出来れば、もっと良くなります。
◆胡蝶蘭は、むやみに短くしない
◆形に特徴のあるヘリコニアや線は、そのカタチや線を活かす。
◆ぼってりとした塊的なあじさいは、基本的に下部に固めて。
◆ステム(茎)も花も美しいカラーは、ステムを活かすのか花を見せるのか決めてデザインする
以上は、基本的な考え方です。(絶対ではありませんが)
頭の引出しに入れておきましょう(*^_^*) by宮川