皆さん、こんにちは。 宮川です。
今日は、 「第1回・お洒落なフレンチレッスン」 のご紹介です★
フランス・ドイツ・イギリス・アメリカ・オランダ
世界が狭くなっていますので、その境界は ハッキリとした区別も無くなってきています。
その中でも、それぞれに昔ながらの特徴がありますので、
その特徴を抜き出し、私の中で咀嚼して
「素敵な作品」 を制作して頂くレッスンにしていきますね。
【フレンチスタイルの特徴】
①花材の嗜好→ ボッテリとして、花びらの枚数が多い 華やかな花材が好まれます。(バラ・芍薬・ダリア・アジサイなど)
②形の嗜好→ マス(塊的)デザインが目立ちます。
③テクニック→ ミックスよりも、花材を纏めた「グルーピング」 がより好まれます。
④色の嗜好→ ヌーディー(肌色系)、シャイン(白や透明感・光沢感のある素材)、ダークカラー(赤・ボルドー・ネイビー)、ビビッド(濃いピンク×オレンジ)、ペールトーン(グレイッシュな色合わせ)、アースカラー
⑤イメージの特徴→ エレガント、シック、ゴージャス、ナチュラル、
⑥葉もの使い→ 葉をそのまま使うのみならず、様々に「加工」してアレンジを魅力的にします。
⑦異素材や小物の使用→ 羽根、リボン、蝶、ビジュー、パール、キャンドル、木の実や生活雑貨などアレンジに魅力的に取り込みます。
こちらが、今回のサンプルです。
写真だと、小さく見えますが、特大サイズのバラの使用です。
カーネーションは、スプレーで無く 1輪ものなので、
これと比較すると、バラの大きさが分かるでしょうか?
第1回なので、「分かり易く」 「作り易い」 デザインにしてみました。
葉は、ドラセナ1種のみ。
ドラセナは、「加工の方法」 が幾つもあります。
【ドラセナの加工方法】
①そのまま使う
②手でしごいて、カーブ感を出す
③丸める(丸める大きさや先端を出したりの変化もアリ)
④半分に割って丸める(ドラセナの幅が半分になります)
⑤裂く(太く、細くと裂く幅は様々)
⑥折る
⑦フリル
沢山あるドラセナの加工法から、
今回は⑦のフリルをチョイスしました。
仕入れて来たドラセナは、「レモンレッドエッジ」という、フチが赤いもの。
だから、赤い線のフリルがデザインにインパクトを与えています。
花材→ バラ(トパーズ、エスペランス、キャンディーアバランチェ)、カーネーション(ペルセウス)、アジサイ、ビバーナムティナス、ドラセナ(レモンレッドエッジ)
【 デザイン 】
:大まかな形は、「ドーム型」ですが、 「高く」なってもOK
:アウトラインは、「丸」「四角」「楕円」 OK
:三方見・四方見 どちらもOK
:ドラセナは、裾部にグルリと1周でも、1周しなくてもOK、お花の間にドラセナが入ってもOK
:メインの1番濃いピンク3本は、「3本まとめる」 か、 「2本と1本」に分けるかする事。 1本ずつバラバラに配置してはいけない。
:羽根は、全部使わなくてもOK
【 注意点 】
:スポンジが見えない事
:ドラセナを留めたホッチキスの芯が見えない事
:花材に凸凹を作る事。(凸凹の差は、任せます。ツルンと滑り台の様に繋がらない様にして下さい。)
以上を踏まえて、制作して貰いました。
それぞれに 仕上がったアレンジがこちら ↓ ↓ ↓
皆、上手に作ってくれましたが、
今後の為に、ここを直せばもっと良くなる点を見て下さいね。
この作品からの教訓は、
ビバーナムティナス(実)の位置。
濃くツヤのあるものをポイントの近くに配し、全体に散らさず、ボリュームの大小を作り不等辺三角形の位置に置くともっと良くなります。
ポイントの近くに置く事によって、「ポイントのバラがもっと綺麗に見えます。」し、 「アクセント」 のチカラを発揮します。
この作品の教訓は、
「綺麗なものを見える位置に!!」 と言う事。
下部センターの少し左のドラセナが裏になってしまっています。
それ以外の左右のドラセナが綺麗なので、尚更悪目立ちしてしまいます。
見えない部分に回すか、「使わない」事も大事ですね。
この作品の教訓は、
「並べない」 と言う事。
横一列に、花材が並んでしまいました。
この作品の教訓は、
「縦に花材を並べない」 。
縦に並ぶと、左右に分割されたイメージになってしまいます。
正面をずらせばいいだけですが…
この作品の教訓は、
「センター位置に、色んな花材が見える様に配置」。
縦に三等分して、そのセンター部に様々な花材が見える方が魅力的です。
彼女から、「質問」 が出ました。
1、ドラセナを入れ
2、前面のアジサイは、ここに
3、センターに1番濃いピンクのバラを
ここまで入れて、「次をどう入れるか悩んだ」 そうです。
貴女なら、 「悩みますか?」
他の参加者に聞いてみました。
2人に聞くと、2人とも 「悩まない」 と。
そうですね。
悩みません。
なぜなら…
長くなったので、 続きは又次回。
ちょっと 疲れました~~~~
では又次回、 お楽しみに~(^^)/~~~ by宮川