遊華へ、いらっしゃい♪

連載第5回(全6回)

皆さん、こんにちは。

あっという間に5回目です。

残すところもあと2回ですが、
今回は、前回お話したように、「フラワーマスターズ」についてお話しようと思います。

◆作品作り② ~フラワーマスターズ2006~

10周年の作品展から1年ちょっと過ぎた時、またまた先生から

「フラワーマスターズに出てみない?」と…。

フラワーマスターズって何?何するの?

聞けば、神戸で行われている、お花の大きな大会だということ。

テレビチャンピオンの様なイメージで、
ゼッケンを付けて、制限時間内に作品を制作していくこと。

予選・準決勝・決勝と 1日で執り行われること。

予選と準決勝の花材は決まっていて先にデザインを考えておけることなどを教えてもらいました。

今回も、ただ何となくやってみようかなぁと思ってしまった私は(後になって何度も後悔することになるのですが…)

先生に、やってみようかなぁと伝えました。

◆まずは…

まずは申し込み。

これは何の問題も無く順調!順調!

当たり前ですね。

次に、花材を教えてもらい、デザインに取り掛かります。

そこでもう、つまずきが…。

花のことがまだまだ分からないのに、デザインなんて出来るわけがないんです。

花材を教えてもらってもどんな花なのか、葉物なのか、そんなことも分かりません。

花や葉物の形は分かっても特徴が分からないんです。

先生は1つずつ教えてくれますが実際にはイマイチ分かってなくて、その時、私が理解できた花材はカーネーションだけでした。

◆デザインが。。。

デザインを考えなければ、次には進めません。

フラワーマスターズのレッスンになる前に、先生にデザインを見てもらい、

「いいんじゃない?」

の一言をもらうために、私は、どうすればいいんだろう…。

そして最初にしたことは、小さなスケッチブックを買いました。

「デザインにはスケッチブックよね~」

とまだそんなに切羽詰まってなくてとりあえずは形から(笑)

みたいな感じでした。

ところが、

いざ、スケッチブックを目の前にして、描こうとすると何にも浮かんできません。

指定された材料の中には、花や葉物だけでなく、木の玉やゴールドのワイヤーなんかもあって、それをどう使えばいいのかも分かりません。

 

◆とりあえず!!

「それでもとりあえず、作ってみよう!!」と

安い花屋さんに行って、花材を揃えれるだけ揃えて作ってみることに。

家で作るのと教室で作るのは全然違います!
ブーケスタンドも無ければ、ブーケホルダーの中に入れる丸いオアシスも無い!!

ブーケスタンドの代用にはチップスターの空き箱を、ブーケホルダーの中のオアシスには普通のオアシスを出来るだけ丸く切ってホルダーの中に意地で押し込みました。
そうやって準備は出来たもののやっぱりデザインは出来ない…。

もう「嫌」になってました。

自分一人では同じようなことしか考えられません。

「まぁるくする?」

「カーネーション1本を1つの花びらみたいにして大きい花が何本か入っているみたいなのはどう?」

「木の玉は真ん中にまとめてみる?」

「このでかいクッカバラはどう使えばいいの??」

??だらけです。

その日は何となく作ってみたって言う感じで終わりました。

◆ リサーチ

次の日からは仕事中も考えました。

その時、私はコールセンターで働いていたんですが、幸いとっても暇なコールセンターだったのでスケッチブックを持ち込んでやろうと。

隣の席に座った人に順番に聞いていくことに。

「いろんな人の意見を聞いてみよう!」と思ったんです。

「自分だったらどうする?」
「どんなブーケが好き?」

何人かに聞いた最後の人の一言がかなりの衝撃でした。

「みんな丸く作るのが普通だと思うよ。クッカバラを上手に使えるといいんじゃない??」

なるほど、そういう風に考えればいいのか!!と。

そこで、私が考えたデザインはクッカバラの隙間にカーネーションが入っている感じのちょっと変わったデザインでした。

クッカバラ

◆デザイン決め

そして同じ曜日に通う福田さんと一緒にデザインを先生に見てもらう日がやってきました。

いくつか見てもらったデザインの中から1つ、これは面白いかも?と言われたものを作ってみることに。
それは、会社の人にアドバイスをもらって出来たデザインでした。

デザインで書けても、それを形にすることはまたまた難しい!!」

逃げ出したくなること、もう何回目か分かりません。
時間をかけて、先生にアドバイスをもらいながら作っていきました。

◆課題は…

フラワーマスターズの日にちも迫っているし、そんなに何回も練習できる時間はありませんでした。

数回の練習の間に時間の短縮と、完成度を上げるという大きな課題がありました。

予選の時間はなんとたったの30分!!!
衝撃的でした。

「30分でブーケ?」

「作れる訳ないやん!NFDでも90分やで!!」

「もう無理~!今回は本当にお手上げです。

それでも出ると決めたからには出ないと。

参加することに意義がある、です。
そう思わないとやってられませんでした。

大会の直前まで30分で作れたことは一回もありませんでした。

それでも、万が一予選を通ったときのことを考えて準決勝の課題も1度だけ練習。

◆ついに、当日!!

大会当日は朝早くから受付が始まります。
見学に来てくれた友達と一緒に受付を済ませると、ゼッケンが配られます。

ゼッケンを見るだけでも、もうドキドキ。
2006年度の大会は遊華から先生と生徒さんが私を含めて6人参加しました。

予選の組み分けがバラバラだったり一緒だったりします。
私は偶然にもいつも一緒に練習している福田さんと同じ組に。
自分が出ない時は、みんなを応援。

独特な雰囲気がありました。

自分の順番が近づくと緊張もマックスに!

何回、トイレに行ったことか。

気分が悪くなるほど緊張しました。

予選の組み分けで一緒になった福田さんと、テーブルが隣同士だったことが唯一の救いでした。

予選が始まり、あっという間の30分。無我夢中の30分でした。

ドキドキし続けて、思うように出来ないことだらけでした。

スケッチブックに作って行く順番まで書いたのにそれも順番どおりには出来ていなっかたような気がします。

 
(NO138 が私 お隣が 福田さん 、無我夢中の30分でした。)

その時、自分がどうやって作ったか、何を考えてたのか、正直あんまり分からないんです。

本当に頭が真っ白でした。

  <きっと、この何年間で一番早い30分で、1番緊張した30分でした。>

◆やり終えました!!!!!*****

なんとか作るだけで精一杯。

納得の出来る作品ではもちろんなかったです。
それでもやり終えた後の爽快感とか満足感みたいなものは気持ちが良かった!!

結果発表は聞かなくても分かっていましたが、もちろんの予選落ち。

それでもやっぱり出てみて良かったな、楽しかったなと。

そして次も出てみたいなとこっそり思いました。

◆ フラワーマスターズ2008

2年がたった今年の6月。
フラワーマスターズ2008があることを先生に教えてもらいました。

出たいと思っていたのに今回はNFDの試験も控えているし止めておくことに。

それでもあの雰囲気を味わいたいと見学に行くことにしました。

お昼ごろに会場に着いたんですが、会場は独特の空気感です。

今回は先生と、生徒さん3人が出場することに。

もう見ているだけで楽しくて、みんなの作品が完成していく時間があっという間。

見ていると楽しくて2年前、気分が悪くなるほど緊張したのにそんなことも忘れて、ちょっとくらい無理しても出ればよかったと後悔…。

今回はいつもと趣向が違ったらしく予選と準決勝にもテーマが掲げられていました。

そこも楽しそうで見ていてドキドキします。


だってみんな同じテーマなのにバラバラの作品が出来上がっていくんです。

 

予選・花束

「沢山の花束がどんどん出来上がっていくのを見てると作ってみたいと思いませんか?」

「私は作ってみたい!!と思いました。」

色んな作品を見ている間に予選の結果が…。
先生はもちろん準決勝に。
準決勝のテーマはアレンジメント、でもちょっと変わっていることにブーケホルダーとブーケスタンドを使ったアレンジ。

「ブーケホルダー!?ブーケ作るものやん。」

「ブーケスタンド!?ブーケ作る時にブーケホルダー立てておくものやん。」

どうやって使うの?頭の中は?????だらけ。

でもさすが予選を勝ち抜いた60人。
さかさまにしたり、浮かせて見たり、くっつけてみたりすごいです。

ブーケホルダーの使い方だけでも全然違います。

それを見るだけでも大興奮!!

 

準決勝・アレンジメント

自分では思いつかないような作品があっという間に出来上がっていきます。

制限時間の40分が過ぎて作品が出来上がります。
もちろん人それぞれ、60通りのアレンジメントがありました。

どうなっているのか分からないようなアレンジがいっぱい。
気にはなっても審査があるため近くでまじまじと見ることはできません…。

そしてここでももちろん先生はファイナル進出!!

◆ ファイナル・決勝 ******

ファイナルのテーマは当日ギリギリまでわかりません。
今回のテーマは「夏の訪れ」

壁掛けタイプと言っていいのか普通のアレンジではなく、壁にオアシスを固定して作って行くような感じのものでした。

立体的に絵を描くようなイメージでした。

「難しそう!!でも楽しそう!!」

自分がその場にいないからのんきに楽しそうと思えるんだと思いますが…。
制限時間は1時間。
先生の作品と、先生の両横の人が気になる!!あっちを見てこっちを見てと。

3つの作品は全く違っていました。
予選、準決勝、決勝と与えられているテーマと花材はみんな同じなのに、絶対に同じものはありません。

みんなの考える事って全然違うんだなぁとひしひしと感じました。

大きなアレンジが出来上がって行くのを近くで見るとすごい迫力です。
見ている私は静かに大興奮です。

大量の写真を撮りました!!
すごく緊張感のある空気の中の1時間が終了し、無事フラワーマスターズ2008も終了しました。

◆ 打ち上げにて…

出場した生徒さんや先生と打ち上げに見学に行った私も参加させてもらい、反省会と今後の目標を!!

その目標はいつかみんなでファイナルに進むこと。

先生や、出場した生徒さんはみなさん、私の大先輩です。皆さんに追いつけるよう頑張らないと!

これから少しずつ上達して、本当にみんなでファイナルまで残ることができたらいいなぁと思っています。

◆ お花は ******

普通に生活をしていくと、毎日当たり前のことが当たり前に過ぎていきます。

そんな生活の中で、お花はちょっと幸せにしてくれたり、ドキドキさせてくれたり。

そしてお花は「私の人生を少し変えて行っているみたいです。」

 

さて次回は、とうとう最終回です。

何を書くかは次回までの楽しみに!!

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